施設の利点
「さどひまわりネット」に参加すると様々な利点があります。
- 他施設での病名・処方内容・検査結果・処置内容を参照し、診療に役立てることができます。
- アレルギー・禁忌薬・副作用などの参照により、安全な診療・介護に寄与します。
- 日常生活動作レベル・生活背景など、診療・介護計画に有用な情報を共有できます。
- 関係する他施設の職員とのコミュニケーションをとりながら診療・介護を進めることができます。
※ 参照・提供できる情報には、施設・職種による制限があります。
例えば次のようなメリットを期待できます。
病院 |
- 急性期治療後の診療を、患者にとって利便性が高い医療機関へ十分な情報を伝えて依頼することが可能です。
- 救急の初診患者でも、他の医療機関での治療状況を把握しやすくなります。
- 癌治療・化学療法の前後における口腔管理など、歯科との連携を図ることができます。
- 介護施設からの日常生活動作レベル情報などを元に、退院に向けたリハビリのゴール設定ができます.また、退院後のリハビリ継続を他施設に依頼することが可能です。
- 患者が退院後に介護サービスを受ける場合、MSWやケアマネージャなどとの退院前カンファレンスを効率的に行うことができます。
|
医科診療所 |
- 病院など他施設への紹介に際し,短時間で紹介状を作成できます。
- 病院などに紹介した患者の検査結果や画像を確認することができ、その後の診療に有用な情報を得られます。
- 他施設から依頼された患者について、必要な情報の入手が容易になります。
- 糖尿病や骨粗鬆症などの治療において、歯科との連携を図ることができます。
- 介護施設利用者の状態把握を行いやすくなります。また、介護施設側に必要な情報を伝えることができます。
|
歯科診療所 |
- 治療に際し、留意すべき病名・処方内容の把握が容易になります。降圧剤による歯肉腫脹の発見、骨粗鬆症薬併用の把握から齲歯治療の計画を立てるなどが期待されます。
- 医療機関・介護施設との連携が深まり、有用な診療計画を立てることが可能です。例えば口腔ケアを医科・介護と連携することで、肺炎の予防、糖尿病の悪化防止などに寄与することができます。
- 周術期口腔管理を医科と効率的に進めることが可能です。
|
薬局 |
- 院外処方箋にない病名を把握できるため、より確実な服薬指導が可能です。
- アレルギー・禁忌薬・副作用を参照し、安全性の面から必要な提案を患者・主治医に提示することが可能となります。
- 他施設で処方されている薬や処置・注射などを参照し、併用禁忌や併用注意、重複処方など、調剤内容の検討ができます。
|
介護・福祉施設 |
- 利用者が入所する・サービスを利用する際に、処方施設をまたいだ内服薬の確認など、医療機関での診療内容を把握しやすくなります。
- 病院を退院した利用者に関する注意事項・リハビリ留意点・日常生活動作レベルなどを確認できます。また,利用者が入院する際に、日常生活動作レベル・生活背景などの情報を病院に提供することができます。
- ケアプランなど必要な文書をオンラインで交換できるため、業務・通信費の低減を図ること可能です。
- 病院退院前のカンファレンスに際し、事前に情報を得られます。
- 癌患者など注意を要する状態の介護を医療側と相談しながら進めることができます。
|